臀部の筋肉

筋肉とその働き

臀部の筋肉(13種類)

①大臀筋

②中臀筋

③小殿筋

④大腿筋膜張筋

⑤梨状筋

⑥上双子筋

⑦下双子筋

⑧内閉鎖筋

⑨外閉鎖筋

⑩大腿方形筋

⑪大腰筋

⑫小腰筋

⑬腸骨筋

 

図の引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス

①大臀筋

筋体積:864㎤ 速筋:47.6%・遅筋:52.4%
起始:①浅部:腸骨稜、上後腸骨棘、仙骨、尾骨 ②深部:腸骨翼の臀筋面、仙結節靭帯
停止:①上側:大腿筋膜の外側部で腸脛靭帯に移行 ②下側:大腿骨の臀筋粗面
作用:①股関節の伸展(全体) ②股関節の外旋(全体) ③股関節の外転(上側) ④股関節の内転(下側)

単一筋としては人体の中で最大。股関節伸展の主力筋。

 

②中臀筋

筋体積:411㎤ 速筋:50.0%・遅筋:50.0%
起始:①腸骨翼の臀筋面(前臀筋線と後臀筋線の間)、腸骨稜の外唇、臀筋腱膜
停止:①大腿骨の大転子の尖端と外側面
作用:①股関節の外転(全体) ②股関節の内旋(前部) ③股関節の屈曲(前部) ④股関節の外旋(後部) ⑤股関節の伸展(後部)

大臀筋の上部に位置し、一部は大臀筋に覆われている。股関節外転の主力筋。直立時に骨盤を支える。歩行中に骨盤が落ちないように維持する。

 

③小殿筋

筋体積:138㎤ 速筋:50.0%・遅筋:50.0%
起始:①腸骨翼の臀筋面(前臀筋線と下臀筋線の間)
停止:①大腿骨大転子の前面
作用:①股関節の外転 ②股関節の内旋(わずかに)

中臀筋の深部に位置する筋。中臀筋とほぼ同じ作用を持ち、股関節外転の主力筋として働く。歩行時に骨盤が落ちないよう維持する。

 

④大腿筋膜張筋

筋体積:76㎤ 速筋:50.0%・遅筋:50.0%
起始:①腸骨稜外唇の前部、上前腸骨棘、大腿筋膜の深面
停止:①腸脛靭帯を介して脛骨外側顆の下方につく
作用:①股関節の外転 ②股関節の屈曲 ③股関節の内旋 ④大腿筋膜の緊張

腸脛靭帯につながる筋。股関節屈曲時に股関節が外旋するのを防ぎ、脚の向きを調整する重要な役割をもつ。

 

⑤梨状筋

筋体積:53㎤ 速筋:50.0%・遅筋:50.0%
起始:①仙骨の前面で第2~4前仙骨孔の間とその外側、大坐骨切痕の縁
停止:①大腿骨大転子の尖端内側面
作用:①股関節の外旋 ②股関節の外転(わずかに)

股関節外旋の主力筋の一つとして、他の股関節外旋筋群とともに働く。

 

⑥上双子筋

筋体積:6㎤ 速筋:50.0%・遅筋:50.0%
起始:①坐骨棘
停止:①大腿骨大転子の転子窩
作用:①股関節の外旋

股関節の深層外旋六筋の一つ。

 

⑦下双子筋

筋体積:10㎤ 速筋:50.0%・遅筋:50.0%
起始:①坐骨結節
停止:①大腿骨大転子の転子窩
作用:①股関節の外旋

股関節の深層外旋六筋の一つ。上双子筋と対をなす筋。

 

⑧内閉鎖筋

筋体積:43㎤ 速筋:50.0%・遅筋:50.0%
起始:①閉鎖孔まわりの寛骨内面及び閉鎖膜
停止:①大腿骨大転子の転子窩
作用:①股関節の外旋

股関節の深層外旋六筋の中では、大腿方形筋と並んで強力な外旋筋。上双子筋と下双子筋の間を走行する。

 

⑨外閉鎖筋

筋体積:8㎤ 速筋:50.0%・遅筋:50.0%
起始:①閉鎖孔の内側骨縁の外面と閉鎖膜
停止:①大腿骨大転子の転子窩
作用:①股関節の外旋 ②股関節の内転(わずかに)

股関節の深層外旋六筋の中で、最も深層にある筋。下双子筋と大腿方形筋に覆われている。

 

⑩大腿方形筋

筋体積:113㎤ 速筋:50.0%・遅筋:50.0%
起始:①坐骨結節
停止:①大腿骨転子間稜
作用:①股関節の外旋 ②股関節の内転(わずかに)

内閉鎖筋とともに、股関節の強力な外旋筋。

 

⑪大腰筋

筋体積:266㎤ 速筋:50.0%・遅筋:50.0%
起始:①浅頭:第12胸椎~第4腰椎の椎体側面及び椎間円板側面 ②深頭:全腰椎の肋骨突起
停止:①大腿骨の小転子
作用:①股関節の屈曲 ②股関節の外旋(わずかに)③脊柱の安定

股関節屈曲筋として最も強力。

 

⑫小腰筋

筋体積:ー 速筋:ー・遅筋:ー
起始:①T12及びL1の椎体外側面
停止:①腸恥隆起と付近の筋膜
作用:①股関節の屈曲

大腰筋からの分束で、半数以下の人にしか存在しない特殊な筋。大臀筋、腸骨筋の補助筋。

 

⑬腸骨筋

筋体積:234㎤ 速筋:50.0%・遅筋:50.0%
起始:①腸骨窩及び下前腸骨棘
停止:①大腿骨小転子の下方
作用:①股関節の屈曲 ②股関節の外旋

大腰筋と同様に、股関節屈曲の主力筋。

 

コメント

お電話はこちら