上腕の筋肉

筋肉とその働き

上腕の筋肉(5種類)

①三角筋(前部線維(鎖骨部)・中部線維(肩峰部)・後部線維(肩甲棘部))
②烏口腕筋
③上腕二頭筋(長頭・短頭)
④上腕筋
⑤上腕三頭筋(外側頭・内側頭・長頭)

 

図の引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス

 

①三角筋

筋体積:792㎤ 速筋:42.9%・遅筋:57.1%
起始:①鎖骨部:鎖骨の外側1/3の前縁 ②肩峰部:肩峰 ③肩甲棘部:肩甲棘の下縁
停止:①上腕骨の三角筋粗面
作用:①前部線維(鎖骨部):肩関節の屈曲・水平内転・内旋
○○:②中部線維(肩峰部):肩関節の外転
○○:③後部線維(肩甲棘部):肩関節の伸展・水平外転・外旋

肩関節のほぼ全ての動きに関与し、上肢で最も体積が大きい。肩峰部は肩関節外転の主力筋。鎖骨部は大胸筋などとともに押す動きに働き、肩甲棘部は広背筋などとともに引く動きに働く。

 

②烏口腕筋

筋体積:80㎤ 速筋:ー・遅筋:ー
起始:①肩甲骨の烏口突起
停止:①上腕骨の内側中央
作用:①肩関節屈曲の補助 ②水平内転 ③内転

腕を前に振る大胸筋の働きや、腕を前方に上げる三角筋の働きを補助する。動きの貢献度は小さい。

 

③上腕二頭筋

筋体積:366㎤ 速筋:53.6%・遅筋:46.4%
起始:①長頭:肩甲骨の関節上結節 ②短頭:肩甲骨の烏口突起先端
停止:①橈骨粗面 ②上腕二頭筋腱膜を介して前腕筋膜
作用:①肘関節の屈曲 ②前腕(橈尺関節)の回外 ③肩関節の屈曲(主に長頭) ④肩関節の水平内転(主に短頭)

力こぶを作る肘関節屈曲の主力筋で二関節筋。前腕の強力な回外筋でもある。関節唇損傷は長頭の起始部付近。

上腕二頭筋長頭腱の異常

①スピードテスト
上腕二頭筋長頭腱の炎症を調べるテスト。
②ヤーガソンテスト
上腕二頭筋長頭腱が結節間溝に安定しているかを調べるテスト。
③ポパイサイン
上腕二頭筋長頭腱が断裂する事で、筋腹が肘付近にくる事。

 

④上腕筋

筋体積:266㎤ 速筋:ー・遅筋:ー
起始:①上腕骨前面の下半分 ②筋間中隔
停止:①尺骨粗面
作用:①肘関節の屈曲

上腕骨を覆うように付着し、上腕二頭筋の深層にある扁平な筋肉。上腕二頭筋が主に橈骨に停止するのに対して、上腕筋は尺骨に停止する。

 

⑤上腕三頭筋

筋体積:620㎤ 速筋:67.5%・遅筋:32.5%
起始:①長頭:肩甲骨の関節下結節 ②外側頭:上腕骨後面 ③内側頭:上腕骨後面
停止:①尺骨の肘頭
作用:①肘関節の伸展 ②腕を高く上げた状態からの肩関節の内転(長頭)③肩関節の伸展(長頭)

上腕筋群の中で最も体積の大きい肘関節伸展の主力筋。長頭は肩甲骨から起始し、肩関節と肘関節をまたぐ二関節筋。

 

 

コメント

お電話はこちら