腰部の筋

筋肉とその働き

腰部の筋(6種類)

 

①腰方形筋

②腰腸肋筋

③胸最長筋

④胸棘筋

⑤回旋筋

⑥多裂筋

 

図の引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス

 

①腰方形筋

筋体積:25㎤ 速筋:ー・遅筋:ー
起始:①腸骨稜の内唇
停止:①第12肋骨、L1~L4(または3)の肋骨突起
作用:①腰椎の側屈 ②腰椎の伸展 ③第12肋骨の下制

腰椎の両側にある長方形の深層筋。大部分を脊柱起立筋に覆われている。

 

②腰腸肋筋

筋体積:79㎤ 速筋:ー・遅筋:ー
起始:①腸骨稜の外唇、仙骨、胸腰筋膜
停止:①第6~12肋骨の後面
作用:①胸椎の伸展 胸椎の側屈(同側)

脊柱の外側に位置する為、体幹側屈の作用が比較的強い。立ち上がりや上体を起こす動作に関与。また正しい姿勢や脊柱の湾曲の保持に貢献。

 

③胸最長筋

筋体積:146㎤ 速筋:60.0%・遅筋:40.0%(速筋、遅筋の数値は、最長筋群のデータ)
起始:①仙骨、腰椎の棘突起、下位腰椎の横突起
停止:①内側:腰椎の副突起、胸椎の横突起 ②外側:腰椎の肋骨突起、肋骨、胸腰筋膜の深葉
作用:①胸椎・腰椎の伸展 ②胸椎・腰椎の側屈(同側)

最長筋群の下部に位置する脊柱起立筋で最大の筋。立ち上がりや上体を起こす動作に関与。また正しい姿勢や脊柱の湾曲の保持に貢献。

 

④胸棘筋

筋体積:ー 速筋:ー・遅筋:ー
起始:①第10胸椎~第3(又は2)腰椎の棘突起
停止:①第2~8(又は9)胸椎の棘突起
作用:①胸椎・腰椎の伸展 ②胸椎・腰椎の側屈(同側)

棘突起に付着し、頚棘筋とともに脊柱起立筋の中で最も内側を走る。筋が中央にあるため、側屈作用は弱い。

 

⑤回旋筋

筋体積:ー 速筋:ー・遅筋:ー
起始:①椎骨の横突起
停止:①筋に隣接する椎骨のうち、上位の棘突起基部
作用:①脊柱の回旋(反対側) ②脊柱伸展の保持

最も深層にある筋。短回旋筋と長回旋筋からなる。椎骨一つ一つに回旋力を与える。左右両側の筋がともに収縮する事で、脊柱を引き付けて安定させる。正しい姿勢の維持にも貢献。

 

⑥多裂筋

筋体積:71㎤ 速筋:ー・遅筋:ー
起始:①最長筋の浅部の腱、後仙骨孔と上後腸骨棘との間の仙骨後面、腰椎の乳頭突起、全胸椎の横突起、第4~7頚椎の関節突起
停止:①各起始部から2~4つ上に位置する椎骨の棘突起に停止
作用:①椎間関節の安定 ②脊柱の伸展 ③脊柱の回旋(反対側) ④脊柱の側屈(同側)

脊柱起立筋の深層にある長い筋。脊柱を動かす作用をもつが棘突起の根本に筋が付着する為、体幹の動きに対する貢献度は小さく、椎骨同士を引き付けて安定させるのが主な役割。①頚多裂筋②胸多裂筋③腰多裂筋と呼ばれ、それぞれ作用する場所が違う。

 

脊柱筋の分類

①脊柱起立筋

  • 腸肋筋群(頚腸肋筋・胸腸肋筋・腰腸肋筋)
  • 最長筋群(頭最長筋・頚最長筋・胸最長筋)
  • 棘筋群(頚棘筋・胸棘筋)

②多裂筋

  • 頚多裂筋
  • 胸多裂筋
  • 腰多裂筋

③半棘筋

  • 頭半棘筋
  • 頚半棘筋
  • 胸半棘筋

④回旋筋

  • 短回旋筋
  • 長回旋筋

 

 

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