1年半振りの来院。寝れない程の背中の痛み(1)

日々の記録(日記)

頭痛の施術を終了してから、1年半振りに周南市在住60歳代女性が来院されました。頭痛に関しては疲れると軽く痛むようですが強い頭痛は1年半前から出ていないようです。今回は以前から右背中の痛みが出ていたものの、気付けば軽減の繰り返しだったのが、昨日から寝れない程の強い痛みが出ている為、ご相談に来られました。お風呂に入っても痛みに変化がなく、寝ている時よりも立って動いている方がまだ楽だとの事。

筋肉由来の痛みの場合には、お風呂などで温めると血流が良くなり痛みが軽減するのですが、あまりに筋肉の状態が悪い人の場合には、温めても何をしても痛みに変化がない事が多いのが実情です。鍼灸院には軽度の症状で来られる方は稀で、多くは、湿布や鎮痛剤が全然効かなくなって初めて鍼灸院の門をたたかれます。ただし、温めても変化がなく且つ夜間痛がある場合には内臓からくる場合がありますので、内臓疾患の疑いも頭に入れておく必要があり、場合によっては迷わずに専門医を紹介します。

背中(肩甲間部)にある筋肉は

①僧帽筋
②菱形筋
③上後鋸筋
④板状筋
⑤脊柱起立筋群(棘筋・最長筋・腸肋筋)
⑥横突棘筋群(多裂筋・回旋筋・半棘筋)
⑦肋間筋
⑧肋骨挙筋

と大変多く、背中の痛みの改善を苦手とする鍼灸師は多いですが、深部の筋肉まで刺激出来る針(はり)は逆に考えると得意分野でもあります。

まず、大きく深呼吸をして貰って痛みに変化があるかどうかチェックすると増強も軽減もありませんので、呼吸筋である③⑦⑧は除外。

次に、頚や身体を回旋して貰って痛みが増減するかチェックでも変化がありませんでしたので、頚や背骨の動きに関連する④⑤⑥も除外。

最後に腕や肩甲骨を動かして貰うと、痛みに多少の変化がありましたので、①と②のどちらかの筋肉が原因で痛みが出ている可能性が高いと判断出来ます。

直接触って圧痛(押して痛い箇所)だけで判断すると原因筋を見誤る事がありますので、時間は掛かりますが、一つ一つの動作で筋肉を絞っていく方が確実です。

この方の場合には干渉波と超音波を当てた時点で、ズキズキした痛みがほぼ消失しましたので、それだけで様子を見ても良かったのですが、念の為、針(はり)も併用しました。1度の施術で痛みが軽減ないし消失しても、再び痛みが再燃しますので、時間を詰めて何度か施術をする必要がありますので2日後に来院するよう伝えました。

1回の施術費用:¥3,000。

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